便の色は茶色が正常ですが、茶色というよりも暗い緑色がかった色合いになることもあります。便の色からどんなことがわかるでしょうか。
色で覚えるヘムの代謝:尿が黄色くて便が茶色い理由、黄疸で皮膚が黄色になる理由 の記事でまとめましたが、尿(黄色)や便(茶褐色)がなぜそのような色になっているのかというと、ヘモグロビンの代謝物が関係しています。
脾臓での赤血球の分解:
ヘモグロビン(赤色)(血の色)⇒ヘム⇒ポルフォリン環⇒ビリベルジン(緑色)⇒ビリルビン黄色)(黄疸の色)
肝臓にて:
ビリルビン(黄色)⇒抱合型ビリルビンウロビリノーゲン
腸管にて:
抱合型ビリルビン⇒ウロビリノーゲン(一部は血中に再吸収、一部はそのまま排出へ)⇒ステルコビリノーゲン(無色)⇒ステルコビリン(茶褐色)(便の色)
腎臓にて:
(血中に再吸収された方)ウロビリノーゲン⇒ウロビリン(黄色)(尿の色)
- https://toyokeizai.net/articles/-/504095
- https://www.tamapla-ichounaika.com/knowledge/category/post-32011/
- https://ubie.app/lp/search/greenish-stool-s1982 食事内容も便の色に影響する